世古卓也研究員が、日本水産学会 水産学奨励賞を受賞
掲載日:2026年 5月 12日
世古卓也研究員が、日本水産学会水産学奨励賞を受賞し、令和8年度日本水産学会春季大会において表彰されました。

2026年3月26日-3月29日に東京海洋大で行われた、令和8年度日本水産学会春季大会で表彰されました。
受賞者
世古卓也(水産技術研究所 環境・応用部門 水産物応用開発部 付加価値向上グループ 研究員)
受賞研究課題
セレノネインの生体抗酸化作用に関する研究
受賞日
2026年3月27日
論文の概要
本賞は,研究に精進し,将来の発展が期待される40歳未満の研究者に授与されるもので,世古研究員は,マグロ類の血液や血合筋に含まれる抗酸化物質セレノネインの研究に取り組んできた功績が高く評価されました。
特に,セレノネインの抗酸化機構に着目し,セレノネインが消去する活性酸素種の同定や,その消去機構の解明を精力的に進めてきました。その結果,セレノネインは生体内で最も毒性の強い活性酸素種であるヒドロキシラジカルを直接消去するラジカルスカベンジャーであることを明らかにし,セレノネイン自身の酸化とグルタチオンによる還元を介した生体抗酸化機構を提唱しました。さらに,セレノネインの抗酸化能に基づく健康機能性の評価や安全性評価も進めており,未利用部位であったマグロ血合筋の有効利用や付加価値向上にも大きく貢献しています。
これらの一連の研究成果は,生化学,水産化学だけでなく水産業や水産加工業に大きく貢献するものとして高く評価され,このたびの受賞に至りました。
学会名
日本水産学会