橋本加奈子主任研究員が、日本水産学会 水産学技術賞を受賞
掲載日:2026年 5月28日
橋本加奈子主任研究員が、日本水産学会水産学技術賞を受賞し、令和8年度日本水産学会春季大会において表彰されました。

2026年3月26日-3月29日に東京海洋大学で行われた、令和8年度日本水産学会春季大会
受賞者
橋本加奈子(水産技術研究所 環境・基盤部門 水産物応用開発部 付加価値向上グループ 主任研究員)
受賞研究課題
サバ類の品質劣化要因の解明と刺身用冷凍品の開発
受賞日
2026年3月27日
受賞研究課題の意義
サバ類は日本の主要な漁獲物であり,多くの地域で漁獲されていますが,品質劣化が生じやすい種としても知られています。橋本主任研究員は,千葉県の産地市場に水揚げされた天然のマサバおよびゴマサバを対象にして,魚種別に漁獲時期,鮮度,筋肉構造などの生理・生化学的性状を詳細に検討し,品質劣化の要因を明らかにしました。一連の成果に基づき,鮮度が良い状態の魚肉では-20℃での凍結でも十分な品質が得られることを立証し,設備投資など現場への負担軽減にもつながる冷凍技術を確立するとともに,生食用冷凍サバ刺身の商品化を実現しました。橋本主任研究員の業績は,国際的に通用する大きな学術成果であるばかりでなく,昨今問題視されているアニサキス食中毒のリスク対策としても極めて有効であると考えられ,サバ類の付加価値化向上による地域水産業の活性化に大きく貢献するものであり,水産学技術賞を授与するにふさわしいものと評価されました。
学会名
日本水産学会