広域性資源部外洋資源グループの大澤祐美子主任研究員が環境DNA学会 一般の部 ポスター 優秀賞を受賞
掲載日:2026年10月26日
大澤祐美子氏が環境DNA学会一般の部ポスター優秀賞を受賞し、2026年10月10日-10月12日に仙台で行われた、環境DNA学会仙台大会で表彰されました。

2026年10月10日-10月12日に行われた、環境DNA学会仙台大会で表彰されました(右:大澤)。
受賞研究課題
Preliminary analysis of eDNA sampling methods targeting on high sea fish and coral assemblages (外洋性魚類および深海性サンゴ類の環境DNA採集方法に関する予備的研究)
受賞日
2026年10月10日-10月12日
研究実施者
大澤祐美子 (Yumiko Osawa)1, 澤田紘太 (Kota Sawada)1, 新井慧 (Satoi Arai)1, Ayer Christopher Gardner1,山口素臣 (Motoomi Yamaguchi)2, 1, 宮本麻衣 (Mai Miyamoto)3 1. 国立研究開発法人 水産研究教育機構
2. 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所
3. 日本エヌ・ユー・エス株式会社 (JANUS)
受賞研究課題の概要
環境DNA(以後eDNA)分析の手法は近年急速に技術開発が進んでおり、その適用は浅海域や陸域のみにとどまらず、外洋域における深海生態系の解明にも大きく寄与できることが期待されている。しかし、外洋域や深海域での適用例は未だ少なく、これらの海域における有効な研究手法も確立していない。そのため、本発表では、複数個所で採取した外洋性魚類および深海性サンゴ類eDNAサンプルを対象とし、採水時の水深や海底からの距離の影響に着目したGLMM解析を行った。その結果、リード数、およびOTUs (Operational Taxonomic Units)と採水位置との関係性は、対象生物の生態(表層性/中深層性/ベントス)の違いによって傾向が異なっており、特に外洋域での調査においては、対象とする生物の生態に着目して採水水深を検討する必要があることが示唆された。本研究は、深海という特殊な環境下におけるeDNAの動態や挙動の解明に寄与し、深海生態系調査におけるeDNAの活用可能性の提示と課題点を明らかにできた点で独創的かつ汎用性の高い研究である。
学会名
環境DNA学会
関連事業
水産庁 水産資源調査・評価推進委託事業(国際資源)