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2024(R06). 3.25 底びき網漁業の一種であるかけまわし漁法に関する国内初の専門解説書を出版 ―開発調査センター資料シリーズNo.38「かけまわし漁法の基礎と開発調査」―

令和6年3月25日
国立研究開発法人水産研究・教育機構

 

底びき網漁業の一種であるかけまわし漁法に関する国内初の専門解説書を出版

―開発調査センター資料シリーズNo.38「かけまわし漁法の基礎と開発調査」―

本書のポイント

  • かけまわし漁法の操業方法や使用漁具の理解を深める解説書
  • 操業の効率化に繋がる漁具の動きを調べる方法と漁船で得たデータを紹介
  • 開発調査センターが実施したかけまわし漁法に関係する各調査事例を紹介

 

 

かけまわし漁法(右図参照)は我が国の底びき網漁業の主要漁法の一つであり,冬の味覚の代表であるズワイガニからすり身やたらこの原料となるスケトウダラなど,様々な水産物がこの漁法により漁獲されています。しかしながら,底びき網漁業の他漁法と比べて操業方法や使用する漁具構造が複雑で,漁業関係者以外には詳しく知られていません。また,この漁法は全国各地で独自に発展しており,同じかけまわし漁法でも地域毎に異なる特徴があります。

 

 

 

 当機構の開発調査センターでは,かけまわし漁法を対象に複数の調査をおこない,各課題の解決に向けた実証を漁業者と共に進めてきました。また,各地のかけまわし漁法の漁船で操業中の漁具の動きを調べ,その最適化に関する議論も重ねてきました。本書は,この取り組みで分かったことや取得したデータを取りまとめています。

 本書は全181ページの3部構成となり,第Ⅰ部の基礎編は,かけまわし漁法の一般的な特徴を説明し,第Ⅱ部の応用編は,本漁法における水中での漁具の動きや形状を調べる方法と具体例を解説し,第Ⅲ部の実証調査編は,これまでの開発調査センターが実施したかけまわし漁法の調査事業の実施内容の概要を紹介しています(詳細は別紙の本書目次を参照)。

 本書は,下記の参照ホームページより希望する漁業関係者に有償頒布(税込3,080円)します。底びき網漁業に携わっている研究者や普及員など,漁業振興活動に携わる方々の理解促進や,日々の操業で苦労されている漁業者の皆様の参考となり,少しでも本漁業の経営の維持と発展に貢献できることを願っております。

 

表紙(PDF:134KB)

目次(PDF:225KB)

お問い合わせ先

国立研究開発法人 水産研究・教育機構 開発調査センター

参照ホームページ:https://www.fra.go.jp/jamarc/tosho.html

(担当者)漁業第二グループリーダー 貞安一廣 TEL:045-277-0210(3400)